名古屋グランパス、風間八宏監督をついに解任

攻撃サッカーを掲げて、名古屋グランパスを3年もの間、率いてきた風間八宏監督がついに解任になる。

J1での成績や失点数の多さなど、いろんな見地から、いろんなことを言われているけど、私は個人的に世間が全く指摘しない見地から、風間監督の解任問題を語ってみたい。

それは、J1において、日本独自のサッカーをつらぬいた日本人監督が風間監督の解任で全滅したという見方だ。

今のJ1リーグには、3種類の監督がいたと思う。それは、風間監督のような自己開発した日本独自のサッカー戦術を使う監督。そして、バルセロナのような美しいサッカーをやろうとする監督。

そして、最後が、海外の強いチームの世界最先端の戦術を研究して、すぐに自分のチームに取り入れる監督。

この3年もの間、この3つの考え方の監督がJ1でしのぎを削ったが、どうやら、世界の新しい戦術を積極的に取り入れてがんばっている監督が最後は、生き残る結末になりそうだ。

名古屋グランパスのガブリエル・シャビエルはいい買い物の典型例

3年前から、名古屋グランパスに加入して大活躍しているのが、ガブリエル・シャビエル選手だ。

現在、Jリーグは、スペイン人選手や監督が、たくさん参戦していきている。フェルナンドトーレスやイニエスタ、ダビドビジャなど、有名選手が高い年棒でJリーグに参戦している。

イニエスタ選手などは、30億円もの年棒というのでびっくりしてしまうが、広告宣伝費や知名度でおそらく、30億円を上回る利益を神戸にもたらすことだろう。

それはそれで、非常にいい投資だと思う。

しかし、1番肝心なチームの勝利に貢献するかということに関して考えると、イニエスタの加入は今のところ?マークがついてしまう。

チームの勝利や本人が本来の力を発揮したのかという点で考えると、フェルナンドトーレス選手などは、大失敗だっと思う。

この点で注目しておきたいのが、ガブリエル・シャビエル選手だ。

3年前、まだ、J2でもがき苦しんでいた名古屋グランパスに加入して、シャビエルは、孤軍奮闘の大活躍をした。勝利の貢献度からすると、間違いなく、年棒の3倍は働いているだろう。

私は、J2時代の名古屋グランパスがぎりぎり昇格できたのは、シャビエルの加入があったからだと思っている。

宣伝効果は薄いまでも、今のところ神戸のイニエスタよりも勝利の貢献度では、高いパフォーマンスをチームに与えている。

シャビエルの年棒が1億円。イニエスタが30億円だから、この年棒の差でイニエスタ以上に勝利に貢献してくれているのだから、名古屋グランパスはいい買い物をしたと思う。

それに、シャビエル効果はまだある。それは、平均身長がまだまだ、世界に比べて高くはない日本人選手に世界で勝つためのヒントをシャビエルは教えてくれているというところだ。

シャビエルの身長は、174センチ。けっして高身長とはいえない、しかし、あの体で、あれだけのプレイを見せてくれている。

シャビエルのプレイは、サッカーIQも非常に高く、今のユースレベルのサッカー少年たちの育成にもたいへん参考になると思う。

余談だが、久保健英は、FC東京へは行かず、日本では、名古屋グランパスに所属して、シャビエルと練習すればもっと上手くなったのではないかとすごく残念に思う。

シャビエルも左利きの選手で、身長や体格も久保とそっくりだ。

シャビエルの技術と狡猾な知恵みたいなものをもってスペインに行けばもっとすんなり適応できと思う。

大迫勇也のケガに思う

ブンデスリーガのブレーメンに所属している大迫勇也選手が、また、ケガをしたという報道があった。

今回、長期離脱の可能性があるという。

現地報道によると、ミャンマーでの日本代表戦に出場した疲労も大きく影響しているという。

大迫は、世界でもトップ10に入るような優秀なFWだ。ブレーメンの監督や首脳陣にしても、彼が代表戦の疲労で、ブンデスリーガの試合に出れないとなるとカチンとくるのはしょうがない。

日本の人からすれば、ブレーメンの首脳陣は、ちょっと神経質で細かいな、なんて感じるかもしれない。

それは、見方を間違えていると思う。

今のブンデスリーガは、日本のJリーグとは比較にならないぐらいに厳しい競争がある。監督人事にしても、一度大きく失敗すると、もう、仕事がなくなるというシビアな現実がある。

だから、監督も首脳陣も、自分の生活のために、必死になっている。大迫のように、試合の流れを決定づける重要なプレイヤーが代表戦で傷ついて帰ってくると腹が立つに決まっている。

ブレーメンの監督、 フロリアン・コーフェルト監督は、まだ、30代半ばの若い監督だ。これからの将来のことも考えて、必死になっているに決まっている。

日本代表を大迫の起用について、今後はさらに細かくブレーメンと交渉することなると思う。

それと、大迫のケガについて、もう1つ思うことがある。それは、今のJリーガーの食生活についてだ。

今の日本人のJリーガーの多くは、食生活を間違えていないだろうか。あまりにも、体脂肪率を落とすことに神経質になりすぎて、本来の日本人が食べるべき食生活を放棄しているような気がしてならない。

栄養価の高い米やみそ、それに焼き魚。それに納豆や豆腐、ひじきなど、昭和初期の人たちが、食べていたものを今のJリーガーは、ほとんど食べていないのではないか。

ヨーロッパの人たちが、食べているようなものを食べれば、体脂肪率はどんどん低下する。

しかし、考える力や集中力、闘争心など、頭の働きなどについては、どうなんだろう。

テレビでいつも映る大迫のガリガリに見える肉体を見るといつも食生活に関する疑問を感じるのは私だけだろうか。

大迫のケガの原因の1つは、もしかすると、本来食べるべき日本人の食生活をやめてしまっているのも大きな理由かもしれない。

浦和レッズの低迷

浦和レッズが低迷している。一時は今期、優勝するのではないかとまで言われていたが、オズワルド・オリベイラ氏を解任してから勢いが全くなくなってしまった。

どうして、こんなことになってしまったのか。

世界サッカーの戦術を真面目に研究してきた目で浦和のサッカーを見ていると、完全に制度疲労を起こしていることが解る。

正直、レッズの首脳陣や監督、そして、選手たちも自分たちがどんなサッカーを思考すべきが目標が見えていないのではないかと感じる。

例えば、いいヒントになるのが、来期まで、柴崎岳が所属していた、スペインのヘタフェ。

この中堅チームが率いているホセ・ボルダラス監督のやり方が参考になる。

ヘタフェは、美しいサッカーやポゼッションなど捨てて、カウンター1本。勝つことに徹底的にこだわった戦術をとっている。

一時期、どうして、柴崎が起用されないんだとちょっとした偏見を、ボルダラス監督にはもっていたが、ヘタフェのサッカーを見れば、柴崎には、このチームで起用されるための守備力が足らないことが解る。

ヘタフェが、リーガで、5位となった実績からも、ボルダラス監督のサッカーは、歪んだものではなかったことが証明されている。

レッズがヘタフェのように、カウンター1本に絞った勝ちに徹したサッカーをやれとは言わない。

しかし、今のまま、何の特徴もないサッカーをやり続ければ、降格する可能性まである。

今のJリーグは、浦和レッズでも、油断すれば、すぐに降格してしまうぐらい手強い相手ばかりになっている。

Jリーグの監督の年棒に思う

世間的に言えば、日本のJリーグの監督の年棒というのは、とてつもなく高い給料に思える。

しかし、世界的に見ると、割安だから、プロサッカーの世界は、本当にとんでもない世界だと感じる。

例えば、スペインのアトレチコマドリードのシメオネは、年棒が27億円。グアルディオラで、25億円、アーセンヴェンゲルで13億円もの年棒をもらっていた。

元日本代表監督のハリルホジッチで、年棒3億円だったという話だ。

世界トップクラスの外人監督は、みんな驚愕の給料をもらっている。

日本の場合、最近、解ったのは、最高にもらっているのは、名古屋グランパスの風間監督で、年棒が1億円だということだ。

風間監督に関しては、この1億円が高いか安いか微妙なところだと思う。

攻撃的なサッカーは人気があり、名古屋や豊田のスタジアムは毎試合、超満員。

あれだけ、スタジアムに人が入れば、当然、クラブとしては、黒字経営だから、経営的には、風間監督に払った1億円は高くはなかったといえると思う。

しかし、結果的にはどうなのだろう。

ジョーやシャビエルなど、ブラジルから獲得できる選手はこれ以上は無理というぐらい、いい選手を獲得。

それに、国内の移籍可能な選手で、いい選手はほとんどグランパスが獲得している状況で、J1でトップ3に入れないのはちょっと問題ではないかと感じる。

それと、Jリーグの監督年棒で、驚いたことがある。あのヴィッセル神戸の監督になったファンマリージョは、年棒5000万円だったということだ。

これは驚きだろう。

世界的なサッカー戦術家で、指導者としての評価も非常に高い、ファンマリージョで年棒5000万円というのは破格の年棒ではないか。

この年棒だったら、多少、結果がともなわなくても、もっとリージョにやりたいように神戸はやらせてもよかったように感じる。

名古屋グランパスにあるヴェンゲル待望論は危険

アーセンヴェンゲルは世界的名将として日本のサッカーファンの間でも非常に人気の高い監督だ。

ヴィッセル神戸の監督としても、交渉していたとの話がある。

結局、ヴェンゲル氏の日本復帰はなかったのだが、個人的にそれはよかったと思っている。

私は実は、ヴェンゲルが初めて日本に来て、最初のプレシーズンマッチを行った時、試合会場まで見に行ったことがある。

当時、ストイコビッチがまだ、チームになじめずに一人で激怒しながら、プレイしていたことを今でもよく覚えている。

パシ、デュリックス、トーレスなど、バランスのいい外人選手もたくさんいた。

グランパスは、結局、低迷期を脱してリーグ屈指の攻撃力を持つチームに変貌したのだが、これには理由がある。

非常に見応えがある面白いサッカーをしたという評価があるが、そのヴェンゲルサッカーの本質とは何かというと、それは、ストイコビッチと小倉隆文の2人の能力によるところが大きい。

特にストイコビッチは、当時、世界でも、屈指のゲームメーカーで、よくこんなすごい選手を当時のグランパスは獲得できたなと今でも思う。

今の時代でいうならば、イニエスタよりも、実力のある選手だったのではないかと思う。

そんな選手を獲得しているのだから、ストイコビッチが、普通に機能するように、戦術を整えればいいサッカーをやるのは当然だ。

だから、日本におけるヴェンゲルの評価というのは過大評価されたものだと思う。

飯野亮太郎とは何者か?

ガンバ大阪から、いきなり、マンチェスターシティが獲得し、スコットランドのハーツへレンタル移籍となった飯野亮太郎。

彼の名前を知っているJリーグファンは少ないのでは。

久保健英ばかり注目されている今の日本サッカー界だけど、この飯野という選手は、プレイを見てみると、とてつもないテクニックと潜在能力をもっていることが解る。

飯野を見ていると、まだ、無名時代の鎌田大地を思い出す。

Jリーグでも、圧倒的なプレーを見せているにもかかわらず、A代表どころか、ユース代表にも選ばれていない。

今回、マンチェスターシティが獲得したわけだけど、もし、飯野が、海外でもスター選手に育ったら、いったいJ関係者は、どこを見ていたのだろうか。

ひょっとすると、まだまだ、日本のユース世代には無名で飯野ようなすごい選手が育っているのかもしれない。

飯野亮太郎は、久保健英とかなり違ったコースを歩むと思うけど、へたすると、2年くらいで、この2人の立場は逆転する可能性がある。

飯野亮太郎は、久保に負けないくらいとてつもない才能を持っていると思う。

柴崎岳の守備力は世界レベルではない

今やサムライブルーの中心選手といってもいいのが、ボランチで活躍している柴崎岳だ。

スペインに行き、なかなか、成功といえるほどの実績を収めているわけではないが、日本代表監督の森保監督の信頼を勝ち取りレギュラーに定着している。

そんな柴崎もスペインだと2部の所属。 デポルティーボ・ラ・コルーニャでボランチを担っている。

ヘタフェのボルダレス監督のチームでは、ベンチ入りさえできなかった柴崎だが、 デポルティーボでは、レギュラーとなり、ボランチで出場している。

随所に鋭いプレイを見せてくれてはいるが、おそらく、このままだと、チームは低迷して、1部昇格は難しいのではないか。

まず、柴崎個人の問題から述べると、あまりにも守備力が低すぎる。スペインでボランチをやるには、あまりにも、守備の強度が低すぎるのではないかと感じる。

正直、ヘタフェのボルダレス監督は、ちょっと偏屈すぎるのではないかと感じていたが、最近の2部での柴崎のプレイを見ていると、ボルダレス監督がしっかりと現代サッカーのモノサシで柴崎を計っていたことが解る。

今の守備力では、柴崎はまた評価を落としデポルティーボは下位へ転落してしまうだろう。

ハリルホジッチが、日本代表の監督だった時代、柴崎は冷遇され続けたが、彼を評価しなかったハリルの気持ちは、今だとよく解る。

今のプレイを見ると、柴崎は明らかにボランチとしては、世界レベルでは不適格で、Jリーグの中でも、中ぐらいの力ではないかと思う。

日本の若手サッカー選手の育成について

日本の若手選手の育成について、誰も言わない1つの事実を書こうと思う。それは、Jリーグの才能ある若手選手がダメになる典型的なパターンと言ってもいい。

それは、よけいなことをやってしまうことだ。

このことは、たぶん、テレビや雑誌であまり書く人がいないのは、おそらく、日本人の考え方に、人様のプライベートに首を突っこむことはいけないことという文化みたいなものがあるからだと思う。

しかし、日本サッカーがワールドカップで優勝するためには、若手選手の育成が必須だから、この事実は、若手選手のために書いておかなければならない。

今まで25年くらいの間、Jリーグの若手を見てきて痛感するのは、パチンコ、車、それから、1番多いTシャツ屋などよけいなことに手を出すとほぼ100%選手はダメになってしまうということだ。

前例をあげるときりがないけど、ある有望と言われていた長身FWの選手は、若手時代、狂ったようにパチンコ通いをしていた。

この話は一部のサッカーファンの間では、有名な話で、この選手が、パチンコ屋にいない日を見たことがないと冗談で言われていたぐらい狂っていた。

それに、Jリーガーの若手の副業で1番人気がTシャツ屋などおしゃれ関係の仕事だ。

詳細は知らないけど、ほぼ100%失敗していると思う。

ひどい選手になると、エステなんてサッカーと全く関係のない事業を複数経営していた人などもいる。

こういう副業の失敗が若手のパフォーマンスをダメにするというのは、今まで有名な監督やジャーナリストで誰も指摘しないのはなぜなんだろう。

本当に不思議だ。

ジュビロ磐田のフェルナンドフベロ監督

最下位に低迷するジュビロ磐田がついに、外国人監督を招聘することになった。

日本では、あまり、知られていなかったが、パラグアイで大きな実績をあげた監督だという話だ。

ジュビロ磐田はいい選手がいて、それなりにいいサッカーをするチームなので、何とかJ1にとどまってもらいたい。

しかし、生き残りは至難の技だと思う。

チームを変えるにしても、すぐに、新しい監督の戦術が浸透するには、短く見ても半年ぐらいはかかる。

日本で非常に評価が高い。アーセンヴェンゲルにしても、チームが変わるのに、半年程度の時間がかかった。

それに、ヴェンゲルがいた時は、ストイコビッチという世界でもトップ3に入るぐらいのすごいゲームメーカーがいた。

今のジュビロ磐田はヴェンゲルがいた時よりも、選手のレベルは落ちるし、競合する相手チームも手強い。

どう考えても、残留は難しいけど、フベロ監督になってやっているサッカー自体は、いい方に改善されているように思う。

現実的に考えて、おそらく、降格しても、磐田のフロントは、2年程度は、フベロ監督に任せるつもりなんだと思う。